NOTICE

令和6年度決算予想および令和7年度予算について

令和6年度決算の経常収支はほぼ予算並みとなる見通しですが、令和7年度予算におきましては、将来負担が増加することが必至な保険給付費や納付金への備え、安定的な保健事業サービスの提供のために、昨年度に引き続き健康保険料率を引き上げ、9.5%から10.0%へ0.5%アップとさせていただきます。介護保険料は1.9%のまま継続します。

令和6年度の決算予想は、経常収入は24億27百万円とほぼ予算並みとなる一方、経常支出は23億57百万円と予算内に収まる見通しのため、経常収支は70百万円と予算を17百万円上回る見通しです。事務費・保険給付費・納付金・保健事業費ともに予算内か予算並みに収まる見通しですが、保険給付費については、被保険者の療養給付費が前年度および予算比いずれに対しても増加するとともに、薬剤支給費と傷病手当金は高止まりで推移しています。被扶養者の家族療養費は若干落ち着いたものの、家族薬剤支給費や家族訪問看護療養費は対前年度および予算比で増加しています。また高額療養費も増加しています。令和6年度は一般保険料率のアップ(8.5%⇒9.5%)で保険料収入は増加したものの、保険給付費は2年連続で大幅に増加しています。
このような状況の中、令和7年度はさらに一般保険料率を0.5%アップ(9.5%⇒10.0%)し、経常収入は25億70百万円と、令和6年度より1億42百万円増加しています。一方、経常支出は、24億75百万円を見込んでおり、差引経常収支は95百万円のプラスとなる予想です。保険給付費については、ここ2年、毎年70百万円前後増加しており、令和6年度の途中からの診療報酬の改定、令和7年度の薬価改定、諸物価の値上がり、高齢化による医療コストのアップなど将来の支出増加は避けられません。多くの他健保が健保財政の立て直しを図ろうとしていますが、当健保においても将来の保険給付費や納付金の負担、保健事業サービスの提供が安定的に継続できるような収支構造を維持するために、一般保険料率を変更せざるを得ないことをご理解いただきますようお願いいたします。加えて、別途積立金も全額取り崩しをするなど、財務状態も一旦リセットして健保運営の安定化に努めてまいりたいと考えております。
なお、介護保険料については、料率は1.9%を維持いたします。

令和7年2月14日 予算組合会
主要審議結果

議決事項

①理事長専決処分の承認について

②令和6年度収入支出予算の変更について(2回目)

③令和7年度一般保険料率および調整保険料率ならびに介護保険料率について

④組合規約の変更について

⑤令和7年度収入支出予算について

⇒原案のとおり承認可決されました。

報告事項

①マイナ保険証の利用状況について

②PepUpの登録状況について

令和7年度 収入支出予算

令和7年度 収入支出予算

  • 健康保険

  • 介護保険

組合財産(法定準備金・別途積立金)の推移

保険料率、経常収支、主要費用の財政状況推移

※掲載の数値は端数処理をしているため、一部合計の合わない箇所があります。

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